1:1960-70年代 商品供給を元売が持っていた時代の特約店の特権が忘れられない
<< 俺(特約店)の縄張り意識200% >>
また、サブは当然田舎も多く道路も未整備で、GS初期時代は、元売ローリーではなく
て、特約店の基地から特約店ローリーやドラム缶で小口配送して実際手間もかかった
二次配送運賃部分もある。
とにかく 「特約店さんのおかげで商売できている」時代から
何も変わっていない。特に初代、親父世代
「大特約店主義」の後押しも見逃がない
2:80年代 物価、油価の上昇とともに上がり2.5〜3円時代 =流通支配時代
二次・三次のオイルショックとSS建設の枠も一役買って、特約店様様時代
支払いサイトも45日60日・・90日で運転資金援助の側面も大きい
支払いサイト問題は残っているが、FAX注文、元売ローリー直送は整った時代
この頃からペーパーマージンなはずなのに、既得権は離せない
3:90年 バブル到来で地場特約店でもついに4円、(大手商社は6-7円)
# 当時の地場大手と商社の仕入れ2〜4円差は、中沢先生講演レジメ
にも26Pに表ではっきり書かれてあります。
と考えます。現在はその豊富なマージン(幅)が、いくらルール変更(新価格体系)に
なっても急に半分に圧縮したのでは、
単純に経常利益が大幅に減ってしまう
ただその一点だけです。他に何の理由があるでしょう。
卸部門の前年比粗利益が、計画段階から組めないだけでしょう
# サブが多い特約店には、直営はトントン、経常利益はサブ卸相当分だけという
金額面の結果論だけですが、笑い話は数え切れないくらいある。
# サブ店数や数量の割りにサブ担当者が沢山いることに驚いた特約店もあります。
<楽な条件にしてあげるからマージンもしっかりもらいますヨ!>
いまだに60日サイト払いは 卸側もサブ側もお互いが甘えの構造の中であり過ぎますが
それが良いなら部外者がどうこう言うことはない。でもそんな暢気を言っていられないし
ょう。サブ側も上記の問題をクリアーできるならば、それを逆提案してマージン幅を下げ
てもらうことを考えたらよい。
目標はとりあえず半分=2円? 販売量が多い、リスクなし、環境しだいでは50銭〜1円
でもいいのではないですか、CODなら受けてくれる商社はいくらでもあるでしょう。
↑ 理屈上は
「業転卸と変わらないじゃないか!」 と反発されそうですが、営業なしで継続的に買っ
てくれるのですからそれでいいではないですか。お互い まずは条件を提示・クリアー
していくこと。
新仕切り体系で「業転も系列」ならば
卸マージンも“業転も系列”でなければ可笑しい話
4:すでに 元売マークに関係なく昨年あたりから平均3円になっている声多し
下限1.5円〜上限は4.5円といった感じで販売量や交渉力の違いで格差をつけている。
仮説:系列のサブ卸マージンはSSの五分の一で良いのか
↑「五分の一論」は卸担当者からも複数賛同得ました。
最高23-25円マージン時期が一瞬ありました。五分の一なら5円=計算合う
ならば、現在サブ平均が10円マージンであえいでいるならば、やはり卸も2円で
しかるべきだ。セルフ向けには1.5円でも十分だ。
↑ 実際そうでなければ、「仕入れ価格の高いセルフ」では成り立たない
さらに続けるならば
エネオスは、今回サブ卸マージンを50銭と明記しました。
JOMOは1円。来年両社が合併して1円になるとか、いまでも1円だと思っている方も
かなりある。どちらにしても、
元売はすでに50銭〜1円でやりなさいと勧告しているようなもの
やはりいまの時代 いつまでも3〜4円はイカンでしょう
そうでなければ、少なくともここ3年ほど前に無理やり販社/大特約店のサブに廻され
た1-2SSの元中小特約店に不満がでます。ブランド料+運賃でもらえるはずだったのに。
特約店価格にONではなくて、内口銭であるべきです。
以前はそう言っていましたよネ、「弊社のスケールメリットの中で・・・」
とはいえ
すでに卸マージン2円は卸側にとってもサブ側にとっても目前の事実のようです
サブ側も甘えの構造
過去の経緯=”恩”を忘れて 具体的には、
1:GS商売をできるように道筋をつけた事。
2:石油ショック時も、サブ店には玉切らすことなく優先的に廻したことなど。
いきなり 「安くしろ!」では、そこでボタンの掛け違い発生。交渉をスムーズにするた
めにも、お互い自社との歴史認識をはっきりさせてそれからクリアーするべき問題を協議
した方が良いでしょう。
商社系サブには契約書があるでしょうが、地場特約店の場合 昔のことですべて口約束、
無担保も多いこと。その分には余計でも、最初に親父世代への配慮に感謝と御礼を述べて
新しい時代の特約店とサブの(マージンを含めての)関係を築くテーブルについていただ
けないかと特約店に謀るのがBestではないでしょうか。
現在 系列マークが付いているのならば、あえて自分から降ろすことも無いでしょうし、
降ろすのはいつでもできます。
本当に会社の「新しい関係構築」を思っての決断でしょう。託された者は感謝しつつ、
決断を無駄にしないように頑張りましょう。
やるっキャないです
・業転卸マージンの考察
基本的にSSマージンの十分の一、三品はそのまた7割程度
1:SSがガソリンマージン15円あった時代は1.5円
2:少し前まで平均的10円ならば、1円、灯軽油70〜80銭。
3:激戦区向けガソリンは1円を切って50〜80銭が現実。
業転マージンはSSマージンを写す”鏡”そのもの
ここで 現役業転担当者のリアルな仕事ぶりを紹介すると (複数の声)
@:年初計予算はガソリン1.2円、三品1円で組む
しかし 今年の決算では平均1円を切って80〜90銭になっている。
A:一人当たりの扱い量=ガソリン3,000キロ/月+三品 が標準か?
* 一人月3千キロは他社営業マンからも聞いたことがあります。
#ただ 元売が玉を絞ったら、量が減る分マージンを上げて掛け算の帳尻合わせ
数字を追う時は口銭30銭でも売る。
B:(補足ながら)系列のサブ担当者は半分=1,500キロ+三品だろう
だから系列マージンは2倍多く+既得権部分が上乗せされている??
担当者所感
さすがにマージン1円を切ると業者の淘汰はかなり進む。ストレートにいえば、
「新価格体系導入以降、本当に商社としての“うまみ”が無くなりました。」
その分残った者に量が増えるが、果たして営業廻りが行き届くのか?
できないなら、FAX・メールだけ流す、<スルー業転>(造語:笑)に徹するかという
検討も視野に入ってきた。
‘09/7月現状 卸部門2.8円という線が複数確認
それは、ボリュームインセンティブや、元売からの「卸分50銭〜1円」も込みのトータルマージンです。
ですから 特約店が大手であれば、ボリューム1円+卸分0.5円=1.5円確保ですから
あとは、直営SS仕入れ価格に1.3円を上乗せすれば、担当者(課)としては仕事完了です。
その1.3円の乗せ方ですが、
A策:オーナー経営者に多いのが、基本的に一律上乗せして、あとはサブ店ごとに若干の微調整。
B策:量・交渉力あるサブには、1円前後で突っ込み価格で数量を確保。
浮気店、郡部、少量SSには逆に4〜5円上乗せで利益確保
トータルで会社側予算の”量”アンド”利益”を確保する
同じ会社のサブ間で卸格差4〜5円ついてしまいますが、売れない時代ですから、どうしてもB策になりがちです と報告いただいています。
一様に書けないのは、卸マージンが(繰り返しになりますが)
1:イチロー系は一律50銭
2:鉱山系は1円
3:貝系は「なし」と断言! *これは複数から再確認メールあり
結果なのですが、取れるところからは平気で7月110〜112円というサブ価格があります
サブ卸分の特約店/販社の原価は (公表通りであれば)
7月4RIM・T/R 106.5円ー運賃2円ーインセンティブ最大1.5円=103円
サブ卸関係の平均運賃が仮に3円(地域)としても 結果106円
担当者は 平均マージン2.8円=108.8円仕上がりになるように
量販サブには106〜106.5円でも 高値サブには111円も必要なのです
数量において 安値106.5円組と高値111円が半々と仮定すると
(106.5円+111円) ÷ 2 =108.75円になります。
これが サブ店仕切り7月110円以上の理由です。
それはサブ卸にかかわらず、高い系列価格もそうかも知れません。